科目名: 数量経済分析
担当者: 川口 雅正
対象学年 | 1年 | クラス | [006] |
講義室 | 経・ビ院パソコン演習室 | 開講学期 | 前期 |
曜日・時限 | 火7 | 単位区分 | 選択,選必 |
授業形態 | 一般講義 | 単位数 | 2 |
準備事項 | |
備考 |
講義の目的・ねらい(講義概要) | 専門研究の基礎知識として、回帰分析などの計量経済学的分析手法や、線形計画法(リニア・プログラミング)などの数理計画論的分析手法など、パソコンなどによる実践的な数量経済分析法の基礎的学習を行う。難解な理論の説明は必要最小限に留め、多くの事例分析を院生自ら行うことによって、分析法に親しめるようにしたい。 学習・教育目標 パソコンによる簡単なプログラミング体験を通して、計算の仕組みを理解させ、回帰分析や線形計画法などの実際的なプログラムを応用した事例分析によって、数量経済分析法の基礎を習得させる。 |
講義内容・演習方法(講義企画) | "講義計画 回数 テーマ 内 容 第1回 プログラミング体験(1) 数量経済分析における効率的計算の重要性、パソコンでのプログラミング、プログラミング言語BASIC 第2回 プログラミング体験(2) 平均値、分散、標準偏差、相関係数のBASIC計算プログラムの作成とその利用 第3回 プログラミング体験(3) ジニ係数、物価指数、単回帰直線(パラメータ)のBASIC計算プログラムの作成とその利用 第4回 プログラミング体験(4) 連立一次方程式を解くためのBASIC計算プログラムの作成とその利用 第5回 単回帰分析の問題 上記作成プログラムによる誤差項の影響分析、単回帰分析の前提と問題 第6回 重回帰分析の問題とその計算プログラム 単回帰分析の重回帰分析への一般化、そのBASIC計算プログラムの概要 第7回 重回帰分析による市場分析(1) 『家計調査』データによる食料需要分析 第8回 重回帰分析による市場分析(2) 『食糧需給表』等データによる農産物供給分析 第9回 線形計画法の問題とその応用 線形計画法の問題とその概要、数量経済分析におけるその応用 第10回 線形計画法の計算プログラム 線形計画法のBASIC計算プログラムの概要、事例計算 第11回 線形計画法による経営分析(1) 農業経営計画の事例分析 第12回 線形計画法による経営分析(2) 最小費用による飼料配合の事例分析 第13回 産業連関分析の問題とその計算プログラム 産業連関分析の問題とその概要、逆行列表等のBASIC計算プログラムの概要 第14回 経済の産業連関分析(1) わが国における公共投資の産業連関(事例)分析 第15回 まとめ 総括 " |
評価方法・評価基準 | 評価基準 講義内容の理解の程度、自主的な学習の積極性。 評価方法 レポートの内容とその提出状況。 |
履修の条件(受講上の注意) | 自らプログラミングや事例分析を体験することが重要である。 |
教科書 | 特定の教科書は使用せず、必要に応じて関係資料を配布する。 |
参考文献 | 特定の参考文献はない。必要に応じて参考文献は紹介する。 |
特記事項(その他) | できれば統計学と情報処理の初歩に関する何らかの講義を履修しておくことが望ましい。 |

